2026.03旅の記録

桜の季節と東京の余白

上野の桜並木を、朝8時に歩く。平日の午前、観光客はまだ少なく、通勤途中の人々が花の下を足早に通り過ぎる。

光が斜めに差し込んで、ピンクの花びらが路面に積もっている。喧騒の前の、静かな時間。東京の春はこの「余白」にある。

満開より1〜2日前がいい。花びらが散り始めたころ、木の下に薄いピンクの絨毯が広がる。それを踏みながら歩くのが、私の東京の春の過ごし方だ。